概要
ネットワークはさまざまな機器で構成されており、ルーター、レイヤ4-7スイッチ、ゲートウェイについて解説していきます。
ルーター(レイヤ3スイッチ)
ルーターはOSI参照モデルの第3層の処理を行い、データリンクで接続されたネットワークとネットワークを接続してパケットの配送経路を決定し中継する役割を持ちます。第2層の処理を行うブリッジはMACアドレスを用いて通信を行うが、ルーターではIPアドレスを用いて通信を行います。
他にもルーターはデータリンクのブロードキャストパケットを止めてネットワークの負荷を仕切る役割や、セキュリティ機能を備えたものも存在します。
レイヤ4-7スイッチ
レイヤ4-7スイッチとはOSI参照モデルの第4層から第7層の情報に基づいて配送処理を行うスイッチです。
例としてロードバランサーと呼ばれる負荷分散を目的とした装置などがあります。そのほかにも電話などの即応性が必要な機能とメール受信などの多少の遅延が許容される処理を区別して前者を優先的に処理を行う帯域制御などを目的とした機能などがあります。
ゲートウェイ
ゲートウェイはレイヤ4-7スイッチと同様に第4層から第7層の情報に基づいて処理を行いますが、データの中継だけでなく変換機能も併せ持っています。そのため異なるプロトコル間での通信を可能としています。
ゲートウェイの仲間に代理サーバー(Proxy Server、アプリケーションゲートウェイ)があります。これはネットワークトラフィックの軽減やセキュリティを目的としており、トランスポート層からネットワーク層の間で処理を行う事で、クライアントの変わりにルーターを通して外部のネットワークと直接通信を行う機能を持っています。
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