DS1:ベクトルの内積に関する計算方法を理解し、線形式をベクトルの内積で表現できる
データサイエンティスト検定のスキルチェックリストDS1に関する解説を行います。
ベクトル :複数の要素からなる量で、方向と大きさを示す
複数の数値の組合せを指します。ベクトルは座標と同じ点を示しますが、原点からの距離や進行方向を示します。
要素 :ベクトルに含まれる値
スカラー :単なる数値のこと。整数だけでなく実数や複素数も含む
行ベクトル:要素を横に並べたベクトル
列ベクトル:要素を縦に並べたベクトル
ゼロベクトル:要素が0であるベクトル
全要素が1のベクトル:名前の通り全部の要素が1のベクトル
単位ベクトル:長さが1のベクトル。要素数が3の時、(1,0,0)(0,1,0)(0,0,1)の三つがある。
ベクトルの計算
ベクトルの足し算
同じ要素番号同士を加算します。
ベクトルのスカラー倍
ベクトルの各要素にスカラーを乗算します。
ベクトルの内積
同じ番号の要素同士を乗算し、その結果を加算します。
線形形式をベクトルの内積で表す方法
下表のとおりベクトルv(x,y)は線形形式で表すとf(x,y)となり、f(x,y)はa1x + a2y で与えられ、ここでa1, a2 は定数です。これらの定数は問題文や背景に依存します。
ベクトル | 線形形式 | 求め方 | |
---|---|---|---|
二次元 | v(x,y) | f(x,y) | a1x+a2y |
n次元 | v(v1,v2,v3・・・vn) | f(v1,v2,v3・・・vn) | a1v1+a2v2+a3v3・・・anvn |
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