VBA IF Then Elseの基礎:使用例を交えて解説

概要 VBAの「IF Then Else」構文は、条件に応じて処理を分岐するための基本的な手法です。この記事では、単純な条件分岐から複数条件やネストした条件まで、具体例を通してこの構文の使い方を解説します。


基本例:単一条件での処理

構文

使用例1

解説
この例では、scoreが60以上の場合に「合格」というメッセージが表示されます。条件が成立したときのみ処理が実行され、不成立の場合はそのまま次の処理に進みます。


ElseIfを使った複数条件処理

構文

使用例2

解説

この例では、80点以上なら「優」、60点以上なら「合格」、それ以下なら「不合格」と表示されます。ElseIfを使うことで、複数の条件を順に判定し、最初に成立した条件のみが実行されます。すべての条件が不成立の場合、Elseが実行されます。


Elseでの不成立時の処理

構文

使用例3

解説
この例では、scoreが60以上の場合は「合格」、それ以外の場合は「不合格」と表示されます。Elseを使うことで、条件が成立しなかったときの処理を簡単に指定できます。


ネスト(入れ子)を使った条件分岐

構文

使用例4

解説
この例では、scoreが60以上で、さらにattendance(出席率)が80%以上の場合に「合格」と表示されます。ネストを使うと、複数の条件を段階的に判定できますが、コードの複雑化を避けるためにインデントやコメントを工夫しましょう。


まとめ

VBAのIF Then Else構文は、シンプルな条件分岐から複雑なロジックまで対応できる強力なツールです。条件分岐が複雑になる場合は、Select Case文を検討することで、コードの可読性をさらに向上させることができます。

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