【ネットワーク】ループ検出技術

概要

ブリッジでネットワークを接続したときに、誤ってループを作成してしまうと最悪の場合、フレームが次々にコピーされた状態で永久に回り続けます。そのフレームが増加していくとやがてネットワークをメルトダウンさせ通信不能に陥ります。ここではネットワークでのループを解決する方式について解説していきます。

スパニングツリー

各ブリッジがBPUD(Bridge Protocol Data Unit)と呼ばれるパケットを1~10秒間隔で交換し使用するポートと使用しないポートを決定します。また管理者がそれぞれのポートに重みづけを行う事で通常時に使用する回線と緊急時に使用するバックアップ回線を設定する事ができ、この機能によりネットワークにループをあえて作る事で冗長性を持たせたネットワークを実現できます。

リンクアグリゲーション

LANスイッチ間を複数の回線で接続する事で耐障害性と高速化を実現する仕組みで、スパニングツリーと異なり複数のポートを同時に使用する事が出来ます。

LLDP(Link Layer Discovery Protocol)

LLDPはネットワークに接続された機器の情報を収集するための仕組みです。

ネットワーク機器は自身のホスト名や機器情報、ポート/インターフェース情報を定期的にマルチキャストMACアドレスに送信し、収集機器はLLDPパケットを受信する事でデータ収集します。

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