【ネットワーク】ＩＰトンネリング

概要

ＩＰトンネリングとはＩＰｖ４通信経路の途中にＩＰｖ６のネットワークが存在する場合にも通信を行う為の技術です。通常であればこの２つのネットワーク間では仕様の違いから通信する事が出来ません。

仕組み

仕組みとしてはＩＰｖ４のパケット全体をデータ部分としてとらえて、そこにＩＰｖ６ヘッダーを付加する事でＩＰｖ６のネットワークを通過するものです。この際にデータ部分のＭＴＵが小さくなるため、分割処理が行われます。トンネルを通過後に再構築処理を行い再度パケットが流れていきます。

用途

ＩＰトンネリングは下記の用途で用いられています。

• MobileIP
• マルチキャストパケットの中継
• ＩＰｖ４ネットワークでＩＰｖ６パケットを送る（その逆も）
• データリンクフレームをＩＰパケットで送る（Ｌ２ＴＰ）