P2P
P2P(Peer to Peer)は、サーバーを介さずに端末同士が直接通信する技術です。各ノードがクライアントとサーバーの役割を兼ね、情報やリソースを共有することで、中央集権的な制御を回避し、ネットワーク上でのサービス提供を効率化します。例えば、IP電話やファイル共有アプリ、さらにはブロックチェーンの分散データ管理に広く採用され、データの冗長性やセキュリティの向上、ネットワーク負荷の分散に貢献しています。
ただし、NATを介した通信では追加の工夫が必要です。NATはプライベートIPアドレスを公開IPアドレスに変換するため、直接的なP2P接続が困難になることがあります。この問題に対処するため、STUNやTURNといった技術が使用され、NAT越えの通信経路を確保します。
LDAP
LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)は、ディレクトリサービスにアクセスするためのプロトコルであり、組織内でのユーザー認証情報や管理対象情報を効率的に取得・管理するために設計されています。階層型のデータモデルを使用し、セキュリティを重視して通信にTLSを使用することで、情報の安全性を確保します。企業ではユーザー管理や電子メールアドレスの検索、組織連絡先情報の提供に広く活用されています。
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