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Excelで簡単!ランダム・一定間隔でデータ抽出する方法

データサイエンティスト検定

DE089:表計算ソフトのデータファイルに対して、ランダムまたは一定間隔にレコードを抽出できる

この記事で解決できる疑問

・データが多すぎて全部チェックできない
・一部だけを抜き出して確認したいけど、どう選べばいいか分からない

Excelで業務データを扱っていると、こんな場面はよくあります。例えば・・・

・顧客一覧から一部を抜き出して内容確認したい
・ログや履歴データから間引いて傾向を見たい
全件は無理なので、代表的なデータだけを確認したい

こうしたときに役立つのが、「ランダム抽出」と「一定間隔抽出」 です。

この記事では、難しい統計知識がなくても、
Excelだけで実務に使えるデータ抽出方法 を分かりやすく解説します。

ランダム抽出とは?|偏りを減らしてデータを見る方法

ランダム抽出とは、データを無作為に選ぶ方法です。
意図的に選ばないため、特定の条件や並び順による偏りを避けることができます。

活用例
・顧客データから一部を抽出して内容チェック
アンケート対象者を公平に選定
品質チェック用の抜き取り検査

「全部は見られないけど、偏らずに確認したい」
そんなときにランダム抽出は向いています。

一定間隔抽出とは?|規則的にデータを間引く方法

一定間隔抽出は、
「〇行ごと」「〇件おき」 にデータを取り出す方法です。
データの並び順を活かしつつ、量だけを減らしたい場合に適しています。

活用例
・時系列データから定期的にサンプルを取得
・ログデータを間引いて全体傾向を確認
製造記録を一定数ごとにチェック

「流れは保ちつつ、データ量を減らしたい」
という場合に便利な手法です。

Excelでランダム抽出を行う基本手順

Excelでは RAND関数 を使うことで、簡単にランダム抽出ができます。

考え方
1,各行に乱数を割り当てる
2,
乱数で並び替える
3,
上から必要な件数だけを抽出する

この方法なら、特別なツールやアドインは不要です。
※再計算されると値が変わるため、必要に応じて「値貼り付け」で固定すると安心です。

Excelで一定間隔抽出を行う基本手順

一定間隔抽出では、行番号 を基準に判断します。

考え方
ROW関数で行番号を取得
MOD関数で「割り切れる行」を判定
条件に合う行だけを抽出

例えば「5行ごとに抽出」すれば、データ全体を均等に確認することができます。

データ抽出時に気をつけたいポイント

データの並び順を確認する
一定間隔抽出は、現在の並び順が結果に直結します。
抽出前に並び替えが必要か確認しましょう。

サンプル数は目的に合わせる
少なすぎると判断できず、多すぎると抽出の意味が薄れます。
「何のために抽出するのか」を意識することが重要です。

抽出結果は固定して保存
ランダム抽出は再計算で変わるため、結果を使う場合は値として保存しておきましょう。

まとめ

・ランダム抽出は偏りを減らした確認に向いている
一定間隔抽出は流れを保ったサンプリングに便利
どちらもExcelの基本関数だけで実現できる

大量データを「全部見る」のではなく、うまく抜き出して確認する ことで、
日々のExcel作業は大きく効率化できます。

ぜひ、実務のデータ確認やチェック作業に取り入れてみてください。


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