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外部ライブラリの関数を使うには?引数・戻り値・仕様の確認方法

外部ライブラリ関数 データサイエンティスト検定
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はじめに

外部ライブラリを使うと、自分で一から処理を作らなくても、提供されている関数を呼び出して必要な機能を利用できます。ただし、関数名だけを見て使うと、引数の渡し方や戻り値の扱いを誤り、期待した結果にならないことがあります。

外部ライブラリの関数を使うときに重要なのは、提供元が公開している仕様を確認し、その仕様に合わせて呼び出すことです。この記事では、公式ドキュメントを使って関数名、引数、既定値、戻り値、バージョン差を確認し、動作を確かめるまでの基本的な手順を解説します。

外部ライブラリの関数を使う前に

外部ライブラリが提供する関数も、基本的には「必要な引数を渡し、処理を実行し、必要なら戻り値を受け取る」という流れで利用します。引数や戻り値そのものが分かりにくい場合は、先にプログラミングの関数とは?引数・戻り値・呼び出しの基本を解説を確認すると、仕様書を読み取りやすくなります。

自分で定義した関数との大きな違いは、外部ライブラリでは関数の仕様を自分で決められないことです。利用者は、提供元が定めた関数名、引数、戻り値、利用条件に従います。そのため、まず公式ドキュメントや公式APIリファレンスを確認することが基本になります。

確認する項目を先に整理する

関数の仕様を見るときは、説明文を最初から最後まで読むだけでなく、呼び出しに必要な情報を項目ごとに整理すると確認漏れを減らせます。少なくとも次の内容を確認します。

確認項目確認する内容主な目的
関数名利用したい処理を行う関数か似た名前の別機能を選ばない
引数数、順序、名前、必須・任意正しい形で値を渡す
受け付ける値型、形式、範囲、指定可能な値仕様外の入力を避ける
既定値省略した引数に使われる値省略時の動作を理解する
戻り値返される値の型や意味結果を正しく受け取る
バージョン情報追加、変更、非推奨などの記載使用中の版と仕様を合わせる

ドキュメントによって項目名や書き方は異なりますが、確認したい内容は共通しています。特に、引数の「必須か任意か」と戻り値の意味を見落とすと、関数自体は実行できても期待と異なる結果を扱ってしまうことがあります。

手順1:関数名と対象バージョンを確認する

最初に、使おうとしている関数が目的の処理を担当しているかを確認します。似た名前の関数が複数ある場合は、概要説明や利用例を見て役割を比較します。検索結果や第三者の記事だけで判断せず、最終的には提供元のドキュメントで確認します。

同時に、ドキュメントがどのバージョンを対象としているかも確認します。ライブラリは更新によって関数が追加・変更・非推奨になることがあるため、手元で使用しているバージョンと異なる説明を参照すると、同じ関数名でも呼び出し方が合わない場合があります。

手順2:引数の仕様を確認する

次に、関数へ何を渡す必要があるかを確認します。引数では、数だけでなく、順序、名前、必須か任意か、どのような値を受け付けるかを見ることが重要です。任意の引数には既定値が設定されていることもあるため、省略したときにどの動作になるかも確認します。

「数値を渡す」「文字列を渡す」といった型だけでなく、値の範囲や形式に条件が付く場合もあります。例えば文字列でも特定の形式が必要だったり、複数の選択肢から決められた値だけを指定したりする関数があります。型が合っているだけで仕様を満たしたと判断せず、引数ごとの説明まで確認します。

手順3:戻り値の型と意味を確認する

関数を呼び出した後に何が返されるかも確認します。戻り値が単一の数値や文字列とは限らず、複数の値をまとめたデータや、処理結果を表す特別なオブジェクトが返されることもあります。戻り値を別の処理へ渡す場合は、その型と意味を理解していることが前提になります。

また、関数によっては利用したい結果を戻り値として返さず、渡したデータを変更したり、ファイルへ出力したりするものもあります。「関数を呼んだのに期待した値が返らない」と感じたときは、戻り値だけでなく、その関数がどのような結果を生む仕様なのかを確認します。

手順4:公式サンプルから最小の呼び出しを試す

仕様を確認したら、まず公式ドキュメントにあるサンプルや、必要最小限の引数だけを使った小さな呼び出しで動作を確かめます。最初から自分のプログラム全体へ組み込むと、関数の使い方の問題と周辺処理の問題を切り分けにくくなるためです。

最小の呼び出しで期待した結果を確認できた後に、任意の引数や自分のデータを追加していくと、どの変更で動作が変わったかを追いやすくなります。公式サンプルをそのまま正解としてコピーするのではなく、どの値が引数で、どの結果が戻り値なのかを仕様と照らして確認します。

エラーが出たら仕様との差を確認する

関数呼び出しでエラーが発生した場合は、特定のエラー名だけで原因を決めず、まず実際に渡した値とドキュメント上の仕様を比較します。引数の数、名前、順序、型、値の形式、利用しているバージョンなどを一つずつ確認すると、呼び出し側の問題か、別の原因かを切り分けやすくなります。

例外やエラーメッセージの名称、エラー処理の構文はプログラミング言語やライブラリによって異なります。そのため「この種類の誤りなら必ずこのエラーになる」と一般化せず、使用している言語とライブラリの公式ドキュメントを基準に確認します。

仕様変更や非推奨にも注意する

以前は正しく動いていたコードでも、ライブラリを更新した後に関数の仕様が変わることがあります。ドキュメントに追加されたバージョン、変更されたバージョン、非推奨などの情報がある場合は、自分が利用しているバージョンと照らして確認します。

チームや長期間運用するプログラムでは、使用しているライブラリのバージョンを把握し、更新時に変更点を確認することも重要です。ただし、依存関係の固定方法やパッケージ管理の具体的な手順は言語や開発環境によって異なるため、この記事では扱いません。

まとめ

外部ライブラリの関数を使うときは、関数名だけで判断せず、提供元の公式ドキュメントで引数、受け付ける値、既定値、戻り値、対象バージョンを確認することが基本です。仕様を項目ごとに整理すると、呼び出しに必要な条件を見落としにくくなります。

仕様を確認した後は、公式サンプルや最小の呼び出しで動作を確かめ、問題があれば実際の入力と仕様との差を一つずつ切り分けます。言語固有のエラー名や構文を一般化せず、使用しているライブラリとバージョンの公式情報を基準にすることが、外部ライブラリの関数を正しく利用するための基本です。


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