DS011:確率に関する基本的な概念の意味を説明できる(確率、条件付き確率、期待値、独立など)
この記事で解決できる課題
確率は、日常生活やビジネスの意思決定において重要な概念です。しかし、「確率って何?」「条件付き確率ってどういうこと?」「期待値ってどう使うの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。本記事では、確率の基本的な概念を分かりやすく解説し、実生活やデータ分析での活用方法を紹介します。
確率とは?
確率とは、「ある事象が起こる可能性の尺度」を表します。例えば、
- コインを投げて表が出る確率 → 1/2(50%)
- サイコロを振って「3」が出る確率 → 1/6(約16.7%)
このように、確率は「全ての可能性のうち、特定の事象が起こる割合」として計算されます。
条件付き確率とは?
条件付き確率とは、「ある事象Bが発生した場合に、事象Aが発生する確率」を指します。記号で表すと以下のようになります。
ここで、
- P(A∣B):事象Bが起こったときにAが起こる確率
- P(A∩B):AとBが同時に発生する確率
- P(B) :Bが発生する確率
【具体例】
ある店舗でアンケートを行い、「購入した人」と「クーポンを利用した人」のデータが以下のように集まりました。
購入した (A1) | 購入しなかった (A2) | 合計 | |
---|---|---|---|
クーポン利用 (B1) | 750 | 250 | 1000 |
クーポン未利用 (B2) | 250 | 750 | 1000 |
合計 | 1000 | 1000 | 2000 |
このとき、「クーポンを利用した(B1)」人の中で「購入した(A1)」確率は、
P(A1∣B1) = 750 ÷ 1000 = 0.75 (75%) となります。

期待値とは?
期待値とは、ある事象が複数の結果を持つ場合に、それぞれの結果の確率と数値を掛け合わせた総和のことです。
【具体例】サイコロの期待値
サイコロの目は 1, 2, 3, 4, 5, 6 の6通りで、それぞれの確率は1/6です。
つまり、サイコロを何度も振ると平均して3.5に近い値が出ることがわかります。
独立とは?
確率において「独立」とは、2つの事象が互いに影響を及ぼさない関係を指します。
【具体例】サイコロ2つの独立性
サイコロAとBを同時に振った場合、それぞれの出目に影響はありません。このとき、
が成り立ちます。 例えば、
- サイコロAが「3」を出す確率 → 1/6
- サイコロBが「5」を出す確率 → 1/6
- 両方が同時に発生する確率 → 1/6 × 1/6 = 1/36
このように、独立した事象の確率は積で計算できます。
確率の活用例
【1】ビジネスでの意思決定
- マーケティングで「クーポン利用者の購買率」を分析
- 商品Aと商品Bの売れ行き予測に期待値を活用
【2】データ分析・AI
- 条件付き確率は、スパムメールフィルタ(ベイズ推定)などに利用
- 期待値は、機械学習の評価指標(期待損失)に応用
まとめ
確率の基本概念を理解することで、日常やビジネスのさまざまな場面で活用できます。
✅ 確率:特定の事象が発生する可能性の割合
✅ 条件付き確率:特定の条件下で別の事象が起こる確率
✅ 期待値:結果の平均的な数値
✅ 独立:2つの事象が互いに影響しない関係
確率を活用し、より合理的な判断を行いましょう!
コメント